「ブランディングとは?」~ブランディングの効果

ブランディングとは
ブランディングとは、商品・サービスや企業に「付加価値を付けること」です。

ブランディングとは、ロゴ作成や商品のデザインだけではありません。
ネーミングから始まり、接客サービスのスタイル、制服、ホームページ、チラシ、看板、店舗の立地や店内レイアウトなど、ユーザー層を明確にした上で、ユーザーから見えるすべての部分を最適化していく地道な作業です。

ブランディングは大企業ではかなりの金額をかけて行われる事業ですが、
中小企業や飲食店・個人事業主にとっても無縁ではなく、むしろ積極的に取り組んでいくべきものです。

ブランディングの効果

ブランディングを行うことで、以下のようなメリットがあります。
1.売上単価の確保
2.コスト削減と交渉の優位性
3.優秀な人材の獲得

詳しく見ていきましょう。

1.売上単価の確保

商品やサービスに付加価値を付けることで、安売りをせずに済みます。

  1. 競合との価格比較となった場合に強い
    買う側の心理として、
    「似たようなもので多少の値段の違いなら、安心できるものを選びたい」
    というのは誰しも経験があることでしょう。
  2. ファンの獲得~継続的な購買
    ブランドに対する好意・信頼を得ることで、継続的な購買が期待できます。
  3. 顧客満足度が高い~プレミアム価格の維持
    ブランドバッグを所持することはステータスだと思えるように、高い満足度が得られます。
    満足度が高いと、プレミアム価格を維持しやすくなります。

2.コスト削減、交渉の優位性

知名度があり、好感度の高い商品・サービスを持っていれば、交渉の際に優位に立てます。

  1. 仕入れ単価を下げやすい
    たとえばあなたがデザイナーで、新しいiPhoneのデザインプロジェクトに誘われたとしましょう。
    受注すれば大きな実績となります。
    安い金額であっても、ほかの仕事を断ってでも、仕事を引き受けるのではないでしょうか。

    このケースは「iPhone」ブランドの持ち主であるアップルから見ると、デザインコストの削減となります。さらに言えば、納期やクオリティに関してもイニシアティブを取れるのはアップルということになります。

  2. 融資や補助金の交渉で優位に立てる
    好感度の高い商品・サービスを持っているA社と、
    業績は似ているが取り立てて目立った商品のないB社となら、
    銀行の融資や、国や県の補助金を得やすいのはA社です。

3.優秀な人材の獲得

適切にブランディングがなされていれば、求人の際に応募者からの好感度が高く、優秀な人材が集まります。

  1. 学生は「有名な企業に就職したい」
    社会経験の少ない学生が企業を選ぶ場合、企業の「ブランド力」は大きな要素です。
    条件の似た複数社から内定があった場合、
    ○○で有名なA社か、無名なB社であれば、家族や友だちに自慢できるA社を選ぶのではないでしょうか。
  2. ホームページを見て企業を選ぶ
    応募前に学生は必ず企業のホームページやSNSをチェックします。
    新卒採用を行う企業であれば、人材獲得のためのウェブコンテンツを充実させることは当たり前になってきました。
    ホームページを見て、この会社で働きたい!と思えば応募するでしょうし、
    逆に不親切なホームページであれば、不安感が残り、応募しないかもしれません。
    (この場合、ホームページが「ブランド」になるわけです。)
  3. 中途採用・アルバイト募集の場合も同じ
    中途採用や、アルバイトの募集にしても、応募者は企業をインターネットで検索することが多いでしょう。ホームページがない企業や、あっても不親切なホームページの場合、応募をためらってしまうのではないでしょうか。

    逆に、小規模な事業体であっても、ホームページが充実していれば、
    働くイメージが湧くため安心して応募しやすくなります。
    こちらもホームページが「ブランド」となります。


以上、ブランディングの効果をまとめてみました。
パソラボでは、このようなブランディング効果をふまえ、ホームページ制作に取り組んでいます。

ブランディングについて良くまとまっている記事のご紹介(参考にさせて頂きました): 
今さら人には聞きにくい「ブランディングとは」 | freshtrax | btrax スタッフブログ

西山
西山 寛之(にしやま ひろゆき)
1975年生まれ O型 | 愛媛大学法文学部卒業
レコードショップ運営~大利木材取締役[ ウェブ制作・運用/営業/CTO ]を経て、
2015年4月 パソラボ設立。
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